使い方
- 左側のテキストエリアに小説・エッセイの文章を貼り付けるか入力します。
- 入力と同時に右側(PCの場合)または「プレビュー」タブ(スマホの場合)に縦書きで表示されます。
- 上部の設定パネルで文字サイズ・1行の文字数・フォント・行間を変更できます。
- ルビ(ふりがな)は
漢字《かんじ》のように《》記法で入力すると自動的に変換されます。 - 入力エリア下の字数カウントで、総文字数・実質文字数・原稿用紙換算枚数・行数をリアルタイムに確認できます。
- 「サンプルテキストを挿入」ボタンで夏目漱石「吾輩は猫である」の冒頭を挿入して表示を確認できます。
縦書きプレビューとは
縦書きプレビューとは、横書きで入力したテキストを縦書き(上から下・右から左)の紙面イメージで確認するためのツールです。小説・エッセイ・同人誌を書く方が、カクヨムや小説家になろうに投稿する前に縦組みのレイアウトを確認したり、原稿用紙何枚分になるか把握するために活用できます。
縦書き特有の約物(句読点・括弧など)の位置や、ルビ(ふりがな)の見え方を投稿前に確認することで、読者が読みやすい原稿に仕上げることができます。本ツールはすべてブラウザ内で動作し、テキストが外部サーバーに送信されることは一切ありません。
原稿用紙換算(400字詰め)について
400字詰め原稿用紙は20字×20行のマス目です。本ツールはこのマス目に文章を流し込んだときの枚数を数えています。各行が何行分のマスを使うかを求め(20字を超える行は折り返して複数行を消費します)、その合計を20行で割って枚数としています。
文字数を400で割る方法とは結果が異なります。改行すると行の残りのマスが空くため、会話文の多い原稿では枚数が増えます。たとえば7字の台詞が100行続く原稿は700字ですが、100行を使うので5枚です。単純な割り算では2枚と出てしまいます。新人賞の応募規定は枚数で示されることが多いため、マス目にもとづく数え方を採用しています。
ルビ(ふりがな)の入力方法
本ツールでは 《》(二重山括弧)記法 に対応しています。ふりがなを振りたい漢字の直後に《》でよみがなを囲んで入力すると、縦書きプレビューにルビとして表示されます。例:吾輩《わがはい》は猫《ねこ》である。なお、ルビはプレビュー表示のみへの反映で、字数カウントには含まれません。
なぜ横書きのまま書くと感覚がずれるのか
小説の原稿はほとんどが縦書きで読まれます。文庫本も新書も、文芸誌の掲載も縦組みです。 ところが執筆はテキストエディタやワープロの横書きで行うことが多く、 この差が仕上がりの印象を変えます。
縦書きにすると、一行の文字数が決まるため改行位置が変わります。 横書きで気にならなかった長い一文が、縦組みでは何行にもわたって続き、読者の目が疲れます。 逆に、短い会話文が続く箇所は縦組みのほうがリズムが出ます。 投稿や応募の前に一度縦で見ておくと、こうしたずれに気づけます。
ケーススタディ1:新人賞に応募する前に確認する
文学新人賞の多くは「400字詰め原稿用紙換算で○○枚以上」という規定を設けています。 テキストファイルの文字数を400で割った概算では、規定を満たしているつもりで足りないことがあります。
原稿用紙は20字×20行のマス目です。行の途中で改行すると、その行の残りのマスは空いたまま次の行へ移ります。 つまり枚数は「文字数 ÷ 400」では求まりません。 たとえば7字の会話文が100行続く原稿は700字ですが、100行を消費するため5枚になります。 単純な割り算では2枚と出るので、実際の半分以下に見積もってしまいます。
本ツールの「原稿用紙換算」は、各行が何行分のマスを消費するかを数えたうえで20行ごとに1枚として計算しています。 会話文の多い原稿ほど、文字数から計算した値より大きな枚数が出ますが、そちらが実際に近い値です。
ケーススタディ2:読みのリズムを目で確かめる
一行の文字数を変えると、同じ文章でも印象が変わります。 文庫本はおよそ40字前後、新書や単行本はもう少し多い設定が一般的です。
字数を切り替えて眺めると、どの設定でも読点の位置が不自然に行末へ来る箇所や、 句点が次の行の頭に落ちる箇所が見えてきます。 本ツールはブラウザの縦組み表示を使っているので、 実際の組版と完全に同じにはなりませんが、そうした癖を見つけるには十分です。
ケーススタディ3:ルビの付き方を見る
ルビは横書きでは文字の上に、縦書きでは文字の右に付きます。 位置が変わるだけでなく、親文字より長いルビは前後の字間に影響します。
難読な固有名詞に長いルビを振ると、縦組みでは行が間延びして見えることがあります。 入力欄でルビ記法を使って書き、プレビューで実際の付き方を確かめてから、 ルビを振る箇所を絞り込むという使い方ができます。
このツールでできないこと
- 印刷用の組版ではありません。 表示はブラウザの縦書き機能によるもので、 禁則処理や文字詰めは実際の組版ソフトと同じにはなりません。 仕上がりの雰囲気をつかむためのものと考えてください。
- 原稿用紙のマス目は表示しません。 枚数の換算は行いますが、マス目に文字を割り付けた画面ではありません。 提出用のPDFを作る用途には向きません。
- 入力した文章は保存されません。 すべてブラウザ内で処理しており、サーバーには送られません。 その代わり、ページを閉じると内容は消えます。原稿は必ず手元に保存してください。
- 縦中横(縦組み中の横書き数字)には対応していません。 二桁の数字を横に並べる組み方は、ブラウザの標準機能の範囲外です。 数字は漢数字で書いておくと、縦組みでの見え方が安定します。
よくある質問
- 原稿用紙換算の「400字詰め」はどのように計算されていますか?
- スペース(全角・半角)・改行・タブを除いた「実質文字数」を400で割り、小数点以下を切り上げて枚数を算出しています。例えば実質800字なら2枚、801字なら3枚と表示されます。ルビ(《》記法の読み仮名部分)は実質文字数のカウントに含まれません。
- ルビ《》記法で入力した読み仮名はなぜ字数カウントに含まれないのですか?
- 《》で囲んだ読み仮名は縦書きプレビューでのルビ表示にのみ使用され、原稿の本文としてはカウントしない仕様としています。カクヨムやなろうなど主要な小説投稿サイトのルビ記法もこの考え方に準じています。
- 《》を通常の記号(山括弧)として本文中で使いたい場合はどうすればいいですか?
- 現在の実装では「文字列《よみがな》」のパターンを検出すると自動的にルビタグへ変換されるため、《》を地の文の記号としてそのまま使うと意図せずルビ表示になる場合があります。その場合は《》以外の記号に置き換えてご利用ください。
- 入力できる文字数に上限はありますか?
- 動作の安定性を考慮し、最大10万字までを入力上限としています。それを超える文字は自動的に切り詰められます。長編小説は章ごとに分けて確認することをおすすめします。
- プレビューの見た目はカクヨムやなろうの実際の投稿画面と完全に一致しますか?
- 本ツールのプレビューは一般的な縦書きレイアウトの目安を確認するためのものです。各投稿サイトのビューア設定(フォント・行間・自動改行位置など)によって実際の表示は異なる場合があるため、最終確認は各投稿サイトの画面でも行ってください。
参照情報・免責事項
入力したテキストはすべてお使いのブラウザ内でのみ処理されます。外部サーバーへの送信・保存は一切行いません。安心してご利用ください。
免責事項:本ツールが表示する縦書きレイアウト・原稿用紙換算枚数はあくまで目安です。各小説投稿サイト・出版社の入稿規定における正式な文字数カウントとは異なる場合がありますので、投稿・入稿前には必ず各サイト・提出先の規定をご確認ください。